【ITパスポート】マネジメント系 単語まとめ

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Toshi
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ITパスポートの勉強のため、マネジメント系の単語をまとめてみました。

今回解説していく内容は以下です!

 本記事の内容

・ITパスポート マネジメント系 単語まとめ
・ITパスポート 人気の書籍 ベスト3


ITパスポート マネジメント系 単語まとめ

まずはしっかりと単語から覚えてしまい、過去問道場を使ってどんどん過去問を解いて問題になれていきましょう。

システム開発技術

単語 意味
品質特性 ソフトウェアの品質を評価する基準のこと。
外部設計 システム開発において、ユーザからの要求をもとにシステムの機能を確定する設計工程。ユーザの立場からみた業務機能を中心に設計を行うことが目的で、サブシステムの定義と機能分割、論理データモデル設計、画面・帳票・コードの設計などが実施される。
内部設計 システム開発において、外部設計の要件を「コンピュータまたはシステム上でいかに効率よく動作させるか」というシステム開発側の視点で設計を行う工程。
コーディング システム/ソフトウェア開発工程において、使用するプログラム言語の文法やコーディング規約に従い、目的処理のためのソースコードを作成する工程のこと。
デバッグ プログラムのミスや欠陥をチェックして、修正する作業のこと。プログラムの欠陥をバグ(bug=虫)という。
コンパイラ ソースコードを翻訳して、機械語の目的プログラム(実行ファイル/ロードモジュール)を生成する言語プロセッサ。
ホワイトボックステスト プログラムやモジュールの単体テストとして実施されるテスト手法で、内部構造に基づき仕様書どおりに動作するかを検証するために実施される。内部構造が明らかな状態でテストを行うことからホワイトボックステストと呼ばれている。
コードレビュー ソフトウェア開発の工程の1つで、見過ごされた誤りを検出・修正するためにソースコードの体系的な検査を行うこと。ソフトウェア品質を高めると同時に要員の開発スキルの向上を図ることができる。
単体テスト プログラムがモジュール単位で正常に動作するかを確かめるテスト工程。ソースコードの作成者がプログラムの内部設計書に基づいてホワイトボックステストを実施し、要求性能を満たしているかを確認する。
結合テスト 単体テストが完了した2つ以上のモジュールを組み合わせて動作させることで、モジュール間のインターフェースに関するエラーを検出することを目的としたテスト工程。テスト手法には、ボトムアップテスト、トップダウンテスト、ビッグバンテストなどがある。
システムテスト システムとしての要件が満たされているか検証するために行われるテストで、システム要件定義で定められた機能や能力がすべて備わっているかを確認する工程。機能テスト、性能テスト、サブシステム間の結合テスト、操作性テストなどに加えてシステムの耐障害性や安全性を確認するために、負荷テストや耐久テスト、例外テストなども含めた総合的なテストが実施される。
運用テスト 開発が完了したシステムを、運用部門が業務の流れに沿って検証し、実際の稼働状況において不具合が発生しないかどうかを検証するために実施されるテスト。運用テストは原則的に運用部門の主導で実施され、システム部門はそれを補助する役割を担う。
ブラックボックステスト システムへの入力とそれに対して得られる出力だけに着目して、様々な入力に対して仕様書どおりの出力が得られるかどうかを検証していくテストで、主にシステムテストや運用テストにおいて用いられる。同値分割、限界値分析、原因-結果グラフ、エラー推測などの手法がある。システムの内部構造が考慮しない(見ない)状態で検証を行うのでブラックボックステストと呼ばれている。
回帰テスト 保守作業等によりシステムに変更を加えた場合に、それによって以前まで正常に機能していた部分に不具合や影響が出ていないかどうかを検証するテスト。開発段階で実施したテストケースをすべて再実施して検証するほか、影響を与え得る部分に限定してテストを再実施するなどの方法がある。
受入れテスト システム開発を発注した側(ユーザ)が、要求した機能や性能を満たしているかを検証するテスト。最終段階のテストであり、ユーザが業務などで実際に使用するデータや操作方法を使って行われる。一般的には、受入れテストにパスすれば納品・導入手続きに進むことになる。システム開発は委託開発により行われていることが多く、受入れテストの重要性が高いといわれている。
ソフトウェア導入 開発されたシステム/ソフトウェアを実環境に導入するための計画を作成し、その導入計画に従い、利用者を支援しながらソフトウェアを実環境に導入すること、またはそれを行うプロセスのこと。
ソフトウェア保守 運用開始後のシステム/ソフトウェアに対して変更や機能改善への対応、プログラムの欠陥(バグ)への対応、ビジネス環境の変化に応じたプログラムの修正作業などを実施すること、またはそれを実施するプロセスのこと。
ファンクションポイント法 ソフトウェアの見積りにおいて、入出力や内部ファイルなどの数とそれぞれの難易度の高さから論理的にファンクションポイント(FP)を算出し、それをベースにして開発規模を見積もる手法。利用者側に見える外部仕様、すなわち入出力画面や帳票を基準に見積りを行うため、依頼者側とのコンセンサス(合意)が取りやすいという特徴がある。
類推見積法 過去に経験した類似のシステムについてのデータを基にして、システムの相違点を調べ、同じ部分については過去のデータを使い、異なった部分については経験から難度と規模を推定して工数を見積もる方法。
プログラムステップ法 プログラムを記述するソースコードの行数を基に、ソフトウェアの規模を見積もる手法。LOC(Lines Of Code)法とも呼ばれる。ソースコードの行数は、書き方によっても変わり必ずしも機能数や開発難度に紐付くわけではないので、行数だけで実質的なソフトウェア規模を見積もることは難しいと言える。
標準タスク法 システム開発工程全体をWBS(Work Breakdown Structure)などを使って細かな作業単位に分解し、作業ごとの作業工数やコストを積み上げることでシステム/ソフトウェア全体の開発規模を見積もる手法。

ソフトウェア開発管理技術

単語 意味
オブジェクト指向 システムの構築や設計で、システムの構造を処理やその処理の対象となるもの(オブジェクト)同士のやり取りの関係としてとらえる考え方。データと手続きをひとまとめにしてカプセル化することで実現する。効率的に安全にソフトウェア開発を行うことを目的とする。
データ中心アプローチ 対象業務のモデル化を行うときに、様々な要因により変更される可能性のある業務プロセスと比較して、データが最も安定した情報資源であることに着目し、データを中心に据えたシステムの設計を行う手法。
プロセス中心アプローチ 主なソフトウェア開発アプローチの1つ。業務プロセスや機能に着目したシステム開発手法。業務プロセスと機能をDFD(データフローダイアグラム)やフローチャートなどでモデリングし、システムの要件を定義し設計を進めていく手法。
UML(Unified Modeling Language) オブジェクト指向開発で用いられる標準表記法群で、オブジェクト間の関連や動作・構成を表現する13種の図表から構成されている。
DevOps 開発を意味する Development と運用を意味する Operations を組み合わせた造語で、開発担当チームと運用担当チームが緊密に協力・連携し、自動化ツールなどを活用して柔軟かつスピーディに開発進めるソフトウェア開発手法。
ウォータフォールモデル 開発プロジェクトを時系列に、要求定義、外部設計(概要設計)、内部設計(詳細設計)、開発(プログラミング)、テスト、運用などの作業工程(局面、フェーズ)に分割し、開発を上流から下流に一方向に進める開発モデル。
スパイラルモデル 対象システムを機能単位に分割し、設計~プログラミング・テストという一連の開発工程を何度も繰り返しながら開発工程の規模を徐々に拡大(機能の改良・追加)していく開発モデル。
プロトタイピングモデル システム開発プロセスの早い段階でシステムの試作品をつくり、利用者にそのイメージを理解させ、承認を得ながら開発を進めていく開発モデル。
RAD(Rapid Application Development) 統合開発環境によるプログラミングの半自動化や、視覚的な方法を用いたユーザインターフェイスの設計、モジュール開発などの機能を備える開発ツールを使い、短期間に目的プログラムを作成することを重視した開発モデル。
リバースエンジニアリング 既存ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図、ソースコードなどを調査する技法。
アジャイル 「俊敏な」「すばやい」という意味の英単語で、ソフトウェアを迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法の総称。 開発プロジェクトを数週間程度の短期間ごとに区切り、その期間内に分析、設計、実装、テストの一連の活動を行い、一部分の機能を完成させるという作業を繰り返すことで段階的にシステムの完成度を高めていく開発モデル。
XP(eXtreme Programming) 1990年代後半、Kent Beck氏らによって定式化され、提唱されているソフトウェア開発手法でアジャイルソフトウェア開発と称される一連の手法の先駆けとなったもの。
テスト駆動開発 XPの基本となる12のプラクティスのうちの1つで、求める機能を明確化するために、プログラムを記述するよりも前にテストケースを作成する開発手法のこと。そのテストをパスする最低限の実装を行った後で、機能を維持したままコードを洗練していくという手順で開発を進めていく。
ペアプログラミング 2人1組で1つのプログラムの実装を行い、1人が実際のコードをコンピュータに打ち込み、もう1人はそれをチェックしながら補佐するという役割を随時交代しながら作業を進めていく手法のこと。プログラムをコンピュータに打ち込む人を「ドライバ」、それを補佐する人を「ナビゲータ」という。
リファクタリング 外部から見たときのソフトウェアの機能や振る舞いを変えずに、ソフトウェアの内部構造を変えることをいう。ソースコードの改修によって、早く動くようにしたり、メモリやCPUの消費量を抑えたり、保守性を向上させたりするなどソースコードの品質を良くすることを目的として実施される。XP(エクストリームプログラミング)のプラクティスの1つに挙げられており、完成済みのコードであっても随時改善することが求められる。
スクラム アジャイル開発の方法論の1つで、開発プロジェクトを1カ月以内の短期間ごとに区切り、その期間内に分析、設計、実装、テストの一連の活動を行い、一部分の機能を完成させるという作業を繰り返しながら、段階的に動作可能なシステムを作り上げるフレームワーク。
共通フレーム ソフトウェア開発とその取引の適正化に向けて、それらのベースとなる作業項目の一つひとつを定義し標準化したもので、ソフトウェア産業界においての「共通の物差し」となることを目的として策定された規格。共通フレームは「業務分析、業務設計、ソフトウェアを中心としたシステムの企画~開発・保守及び関連する諸活動」を定義の対象としている。
CMMI(Capability Maturity Model Integration) 統合能力成熟度モデルと呼ばれ、組織におけるプロセス改善をガイドするモデル。プロジェクト管理、プロセス管理、エンジニアリング、支援に関するプロセスについて、それらが効果的なプロセスであるために重要な要素をゴール及びプラクティスという概念を用いて整理されている。

プロジェクトマネジメント

単語 意味
ステークホルダ 従業員、顧客、株主、得意先、地域などのように、組織の行う活動と利害関係をもつ者。主に経営学の諸分野やプロジェクトマネジメントで使われる言葉である。
プロジェクト 特定の目的や(大きな)目標を達成するために集団で実行される、定常業務ではない一度限りの活動や計画のこと。商品開発、システム開発、サービス開発など、目的を達成するための期間が定められている業務で、専門知識を保有する人たちで臨時に構成されるチームで遂行される。
プロジェクト憲章 プロジェクトの始まりに発行され「根本的な取り決め」であるプロジェクトの背景や目的、実施要綱、方針などを決めてプロジェクトを公式に立ち上げるために作成される文書のこと。プロジェクトマネージャに任命された人が草案を作成し、関係各所に申請して承認を受ける。
WBS(Work Breakdown Structure) プロジェクト目標を達成し、必要な成果物を過不足なく作成するために、プロジェクトチームが実行すべき作業を、成果物を主体に階層的に要素分解したもの。作業の漏れや抜けを防ぎ、プロジェクトの範囲を明確にすると同時に、作業単位ごとに内容・所要時間・コストを設定することでプロジェクトの実施中にコントロールをしやすくする目的がある。
アローダイアグラム プロジェクトの各作業を矢印で、作業の結合点を”○”で示すことで、作業間の関連性や順序関係を視覚的に表現する図。作業の先行後続関係を分析することで、時間的に余裕のない一連の作業(クリティカルパス)や余裕時間を明らかにできるため、プロジェクトのスケジュール管理に使用される。PERT図とも呼ばれる。
ガントチャート 棒グラフの一種で予定と実績を2本の横棒で並べて表した図。予定に対する実績がどうなっているかを視覚的に把握することができるので、プロジェクトのスケジュール管理などに用いられる。
PMBOK アメリカのプロジェクトマネジメント協会(PMI)によって策定されたプロジェクト管理に必要な知識を体系化したフレームワーク。プロジェクトの立ち上げから実行~終結に至るすべてのプロセスにおいて、プロジェクト資源を適切に管理し最大限の結果を実現するためのポイントがまとめられている。プロジェクトマネジメントにおける事実上の標準として世界中で広く受け入れられている。
クリティカルパス分析 プロジェクトにおける各工程の所要時間や依存関係を分析して、プロジェクト全体の最短所要期間を明らかにする分析手法。プロジェクト全体の最短所要期間に遅れないために、作業遅れが柚須されない工程の繋がりをクリティカルパスと言い、重点的に管理する必要がある。
プル型コミュニケーション 掲示板やe-ラーニングなどのように受信者が自分の意思で必要になったときに、その情報にアクセスさせるコミュニケーション手段。これとは異なり電子メールや手紙、FAXなどのように特定の相手に向けて情報を発信する方法は「プッシュ型コミュニケーション」と呼ばれる。
マイルストーン 元々は、道沿いに設置された目印・道しるべを意味する言葉だが、プロジェクト管理においては工程管理上の重要ポイント、あるいは節目という意味をもつ。例えば、設計の中間報告日、テスト完了日、外部委託開発の受入日など。

サービスマネジメント

単語 意味
ITサービスマネジメント ITサービスを提供する企業には利用顧客のニーズだけでなく、自身の事業目標の達成、事業活動に必要な法令の遵守など、複雑で様々な要件が求められる。ITサービスマネジメントは、上記の要件を踏まえて、ユーザに一定の品質のサービスを提供し続けるために情報システムや組織などを適切に管理する仕組みである。ITサービスマネジメントでは、その目的を達成するために情報システムを安定的かつ効率的に運用し、また、利用者に対するサービスの品質を維持・向上させる一連の活動が実施される。
ITIL ITサービスマネジメントのベストプラクティスを集めた書籍群。英国商務省が取りまとめている。何度の改訂を重ねており2018年現在の最新バージョンでである”ITIL v3/2011 edition”では、5つの分野(サービスストラテジ、サービスデザイン、サービストランジション、サービスオペレーション、継続的サービス改善(CSI))ごとに1冊ずつの書籍にまとめられている。
SLA(Service Level Agreement) 通信サービス事業者などのサービス提供者と利用者の間で交わされる、サービスの品質保証に関する合意もしくは契約文書のこと。回線の最低通信速度や利用不能時間の上限などのようにサービスの品目とそれぞれの保証水準、および保証水準を達成できなかった場合のペナルティ事項などが具体的な数値により示される。
SLM(Service Level Management) サービスレベル合意書(SLA)に基づき、要件を満たすITサービスの提供を実現し、その品質の継続的な改善に必要なプロセスを構築するという管理手法、またはそのような考え方のこと。
インシデント管理 サービスマネジメントを構成するプロセスの1つで、システムの異常終了や構成機器の障害発生などのようにサービスの中断やサービス品質の低下につながるような事象が発生した時に、サービスの中断時間を最小限に抑えて速やかに回復することを目指すプロセス。
問題管理 サービスマネジメントを構成するプロセスの1つで、インシデントや障害原因を調査し、再発防止のための恒久的な対策を提案することを目的としたプロセス。発生したインシデントに対して行う事後活動のほかに、将来起こるかもしれないインシデントを推測し、予防する活動も行う。
構成管理 サービスマネジメントを構成するプロセスの1つで、すべてのIT資産を明確化し、これらのIT資産情報の情報を構成管理データベース(CMDB)に記録し、その維持管理や他のプロセスへ構成情報の提供を行うプロセス。
変更管理 サービスマネジメントを構成するプロセスの1つで、変更作業にともなうリスクを管理し、リスクとメリットを考慮してリリース管理プロセスへ引き継ぐかどうかの評価を行うプロセス。
リリース及び展開管理 サービスマネジメントを構成するプロセスの1つで、変更管理プロセスで承認された変更作業について、実際の本番環境へのベストな展開方法を考え、実際に変更を実施するプロセス。
継続的改善 サービスマネジメントシステムについてPDCAサイクルを回し、改善活動を推進するプロセスのこと。ITILv3においては、①改善に対する戦略の識別、②測定対象の定義、③データの収集、④データの処理、⑤情報とデータの分析、⑥情報の提示と活用、⑦改善の実施という7つのステップを繰り返すとされている。
サービスデスク 利用者に対して「単一の窓口」を提供し、あらゆる問い合わせを受付け、その記録を一元管理すると共に問題解決を行う適切な部門・あるいはプロセスへの引き継ぎを担当する部門のこと。
エスカレーション サービスデスク(ヘルプデスク)において、システム利用者からの問合せに対して受付担当者が対処できない場合に、より対処能力に優れた上位の組織や担当者、管理者などに依頼して対応を引き継ぐこと。または、このような情報連絡・伝達の仕組みのこと。
FAQ 何回も繰り返し質問される項目とその質問への回答をまとめたコンテンツのこと。コンピュータ以外の分野では「Q&A」と呼ばれることが多い。頻繁に問い合わせがある内容をその答えとともに提示することで、利用者が自身で解決できるようになるため、サポートデスクのコスト削減につながる。
チャットボット “チャット”と”ロボット”を組み合わせた言葉で、相手からのメッセージに対してテキストや音声でリアルタイムに応答するようにプログラムされたソフトウェアのこと。機械学習やAIの進化により、チャットボットも進化しており、ECサイトやカスタマーサポートに活用されることが増えてきている。
ファシリティマネジメント 組織が保有または使用する全施設資産、およびそれらの利用環境を経営戦略的視点から総合的かつ統括的に企画、管理、活用する管理手法。土地、建物、構築物、設備などの「物的な業務用不動産(ファシリティ)」を管理対象とする。
UPS(Uninterruptible Power Supply) 落雷などによる突発的な停電が発生したときに自家発電装置が電源を供給し始めるまでの間、サーバに電源を供給する役目をもつ機器。機器内部に電気を蓄えていて、電源の瞬断時にシステムを安全に終了する時間を与えたり、自家発電装置による電源供給までの間の「つなぎ」の役目を果たす。
セキュリティワイヤ 主にノートパソコンに取り付ける盗難防止用のワイヤのこと。容易な持ち運びが可能なノートパソコンの場合、第三者に持ち出されてしまう可能性があるが、このワイヤを使って机などとノートパソコンを固定してしまえば盗難される危険性を著しく低下させることができる。
フリーアドレス 社員が個々に机を持たず、机を使用するときに空いている座席を使用するオフィススタイル。空座席を有効に使えるため総座席数を少なくすることができるコスト削減効果のほか、自由な席を利用できることによる部門を超えたコミュニケーション促進などが期待できる。
サージ防護 施設の近くで落雷があると瞬間的に高い電圧(サージ)が発生し、この大きな電流が電話回線や電線を通じてシステムに侵入すると、コンピュータが壊れてしまうおそれがある。この過電圧の被害から機器を防御するため、OAタップなどに組み込まれている機能のこと。

システム監査

単語 意味
システム監査 組織体の情報システムのリスクに対するコントロールがリスクアセスメントに基づいて適切に整備・運用されているかを、独立かつ専門的な立場のシステム監査人が検証または評価すること。システム監査は、監査計画の策定、監査の実施(予備調査、本調査、評価、結論)、監査報告とフォローアップという流れで行われる。判断の尺度としてシステム管理基準を使うことができる。
情報セキュリティ監査 情報セキュリティに関するリスク管理が効果的に実施されるよう、情報セキュリティ対策やその運用状況を、専門的知識を持った第三者が客観的に評価を行い、保証あるいは助言を与えること。情報セキュリティ監査人は、システム監査基準を行為規範とし、情報セキュリティ管理基準を判断の尺度として使うことができる。
システム監査基準 情報システムのガバナンス、マネジメントまたはコントロールを点検・評価・検証する業務(システム監査業務)の品質を確保し、有効かつ効率的な監査を実現するためのシステム監査人の行為規範である。システム監査の体制整備、監査人の独立性、監査計画、監査実施、監査報告からフォローアップまで、全12つの基準で構成されている。
監査証拠 監査人が監査意見の判断根拠とする資料であり、監査手続で入手する。監査報告書の記載内容は、全て監査証拠に裏付けられたものでなくてはならない。
監査調書 実施した監査のプロセスを記録したもので、システム監査人が監査手続の実施後に作成する。システム監査報告書に記載される監査の結論の基礎となる資料である。監査実施者及び実施日時、監査の目的、実施した監査手続、入手した監査証拠、発見した事実やそれに対する所見、レビューの記録などが秩序ある形式で記載される。
システム監査報告書 監査終了後、システム監査人が監査結果に基づいて作成し、監査依頼者に提出する書類。監査の概要(監査の目的、対象、実施期間、実施者等)とともに、監査の結論や指摘事項に対する改善提案などが記載される。
内部統制 組織活動において、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守並びに資産の保全の4つの目的が達成されているとの合理的な保証を得るために、業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング(監視活動)及びIT(情報技術)への対応の6つの基本的要素から構成される。
職務分掌 不正や間違いが発生するリスクを減らし、業務が正しく行われるように各担当者の職責と権限を適切に分離すること。業務の担当者と承認者を分ける、特定の者だけにしかできない業務を作らないなど、それぞれの担当者間で適切に相互牽制を働かせることが、内部不正が起こりにくい組織体制につながる。
リスクコントロールマトリクス 業務上に潜在するリスクとそれに対するコントロールの関係を一覧表にしたもの。「業務フロー図」「業務記述書」とともに内部統制の整備状況を明確にするための3点セットと呼ばれている。
レピュテーションリスク レピュテーション(Reputation)とは「評判」や「信用」の意で、世間の評判や風評により企業の信用が低下し、業績や株価が悪化してしまうリスクのこと。インターネットやSNSの発展により、世間の評判や風評が企業にとって無視できない存在となったことで、これらをリスク要素と捉えて管理しようとする動きが広まっている(レピュテーションマネジメント)。法やガイドラインを順守せずに利益を求める行為や、バイトテロ等の従業員の不適切なSNS投稿などのリスクもそのカテゴリに含まれる。
ITガバナンス 企業が競争優位性を構築するために、IT戦略の策定・実行をガイドし、あるべき方向へ導く組織能力であり、ITへの投資・効果・リスクを継続的に最適化するための組織的な仕組み。ITを用いた企業統治という意味があります。経営目標を達成するためのIT戦略の策定、組織規模でのIT利活用の推進などがITガバナンスの活動に該当する。ITガバナンスの構築と推進は経営者の責務である。

ITパスポート 人気の書籍 ベスト3

 

ITパスポートに使われている人気の書籍を3つ紹介します!

No.1

イラストベースで大人気!

解説にイラストがついて、難しい内容でもイメージで覚えやすい1冊。
表紙にも書いてある通り、わかりやすさナンバー1。


No.2

過去問の 頻出問題のみ をまとめた一冊!

試験に合格することを目的としており、問題集では頻出の過去問のみを
厳選しているので、効率よく問題演習に取り組むことができます。


No.3

記憶に残りやすい説明が魅力!

解説の後にすぐ関連問題を解く流れで、繰り返し見直すことで覚えやすくなっています。全ての問題に正解率、試験攻略のアドバイスが書いてあります。

まとめ

Toshi
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単語を覚えて過去問をどんどん解き、ITパスポート試験に合格できるよう頑張りましょう!

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